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「日本政府に核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める意見書」の採択を求める陳情への賛成討論

核兵器禁止条約の批准国は、昨年の9月議会の時の45か国から増え、現在は57か国、署名国は86か国となっています。昨年10月に発効の要件である50か国を超え、今年の1月22日に発効されました。

戦後76年、広島、長崎の被爆者の多くが既に亡くなられ、残った方々が後遺症や心の傷と戦いながらも、自分たちの経験を語り継ごうとしておられます。今年の8月にもいくつかのテレビ番組で取り上げられました。話を聞きながら涙を誘われた方も多かったのではないかと思います。原爆の語り部たちが生きておられるうちに、日本も核兵器禁止条約に批准して欲しいと考えます。

核兵器が使われれば多くの生命が奪われます。私たちが目指している誰一人取り残さない社会づくりや地球温暖化防止の取組など、あっという間に吹き飛んでしまいます。核兵器なんてなくなればいい、当たり前のことです。

この一年、香港、ミヤンマー、アフガニスタンなどで、軍隊が市民に銃口を向ける映像をたくさん見てきました。独裁政権には大国の後押しがあることは、ご存知の通りです。

世界の中には長期間紛争を続けている国もあります。

中国とアメリカ、ロシアとアメリカの溝が深まり、特に台湾をめぐる東シナ海近辺の情勢には危険を感じます。

このような世界情勢の中で、核兵器という大きな破壊力を持つ兵器が存在することに脅威を覚えます。

核兵器禁止条約の発効に寄せての国連グテーレス事務局長の言葉を引用します。

この条約は、核兵器のない世界という目標の実現に向けた重要な一歩であり、核軍縮への多国間アプローチへの支持を強く表すものです。

私は、条約批准国を称賛すると共に、交渉と批准を促進する上で不可欠であった市民社会の役割に敬意を表します。

核爆発と核実験の生存者は悲劇的な証言を行い、条約を下支えする道徳的な推進力となりました。核兵器禁止条約の発効は、そうした人々のたゆまぬアドボカシーへの賛辞です。

私は、条約によって与えられた職務を果たすことを心待ちにしています。その中には、初の締約国会合への準備も含まれます。

核兵器は脅威を増大させます。世界は核兵器を廃絶し、いかなる核兵器の使用がもたらす壊滅的な人道的・環境的被害を防ぐための緊急行動を必要としています。

国連にとって核兵器の廃絶は軍縮分野の最優先事項です。

私は、すべての加盟国に対し、共通の安全保障と集団的な安全を推進するため、核兵器廃絶の実現に向けて協力するよう呼びかけます。

さて、現在条約に批准しているのは比較的小さな国々です。地球上唯一の被爆国であり、現在はアメリカの核の傘の下にいる日本がこれらの国々と手を取り核兵器廃絶を求めることは、大変大きな意味を持つことだと考えます。核兵器を地球上からなくさなくてはならない、核兵器を使ってはいけない、イデオロギーも何にも関係ないです。右も左も関係ない。子供たちに住み続けられる地球を譲るのは、いま生きている大人の責任です。核兵器はあってはならないものです。大人の一人として、駄目なものは駄目と言いたい。よって、私は核兵器禁止条約への日本政府の署名と批准を求める陳情を了承いたします。


by hitomi-orange | 2021-12-15 16:25 | 館山市議会 | Comments(0)

鈴木ひとみ 政策


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